こんな私でごめんね
最愛の人と死別をしても とっても前向きなブログを見かけた。
強く生きようとしていて、素晴らしいと思う。
もしかしたら、そうやって奮い立たせてブログを書いているのかも知れないけど…
死別の理由もそれぞれ
残された者の性格もそれぞれ
悲しみも苦しみもそれぞれ
まして、表現の仕方もそれぞれ だけど
私は落ち込む。
前向きになれず、喪ったものより、得たものへ
なんて、気持ちが向かない。
いつか、向くのだろうか。
そんな自分はダメな人間なんだろうな。
と思ってしまう。奮い立たせるのもほんの一瞬。前向きなブログを書くことも出来ない。
以前、寄り添おうとしてくれた友人に、連絡が途絶える前に言われた。
「自分に酔っている!」と
「もっと、不幸な人はたくさんいる!」
想像もつかないような経験をしている人、世界中に類を見ないような経験をしている人、確かにいると思う。
だけど…そもそも、私は自分の事を不幸だなんて思ってもいない。
彼と出会えて 一緒に時を過ごせて
彼の目には私しか映っていなかった。なんて幸せだろう。2人には、まだまだ一緒にやりたい事もたくさんあった、そこには楽しみしかなかった。
確かに、それは絶たれてしまったのかも知れない。だからといって不幸とは思わない。それまでの幸せも消えない。これからだって彼とずっと一緒だ。
ただただ、辛いんだ。苦しいんだ。
彼の辛さや悔しさ、痛み それをわかってあげたい。その気持ちも変わらない。
そして喪ったものが あまりにも大きくて…
心が埋まらない。
その心に蓋をすることは上手になってきたよ。開けないように、近寄らないように。
でも消えない。決して消えない。それが日常。
もっと不幸な人はたくさんいると思う。
けど、彼は世界に一人。
上手く言えないけど…そういう事なんだ。
落ち込んで、奮い立たせて、また落ち込んで…繰り返し繰り返し、時が流れて…
そんなんじゃ、ダメなのかなー。
彼は悲しむのかな?
彼のところに行きたいよ。
早く会いたいよ。
彼はどんな私でも 待っててくれると思うんだよね。
夢でもいいから出て来てよ。