日常 、彼へ
あの日 私はなんだか色々重なってとにかくイライラしていた。
ラインをする時、スタンプをたくさん使うと怒られる。彼から、スタンプ禁止令が出ていた。笑
あの日のライン、私はスタンプばかりで、済ませていた。〜絶対後で怒られるなぁ。今日は色々あったから、許して貰おう!。明日会えるし💕 少しなら 電話も出来る。少しなら会いにも行ける。けど、明日も明後日も、ゆっくり会える💕
今日はイライラしているから〜明日、謝ろ。明日いっぱい楽しも〜と。
毎日、「おやすみ」のラインも届く。だけど、あの日は来なかった。いつもなら、私も送っていた。なのに、私も送らず、早く寝てしまった。そんなこと一度も無かったのに。
次の日、彼に会いに行った。もう居なかった。私のラインの後、間も無く、命を奪われてしまった。彼はスタンプばかりで怒っていたんだろうな。ごめんね。もう遅いけと…ごめんね 一言一言、ちゃんと返さなくてごめんね。
こんな事になるなんて…
あの日、私は無意識に感じていたのではないか。
彼の、その先を。彼の身に起こる事を。
私は助けることをしなかったのではないか。本当は助けられたんじゃないか。
彼の身に起こる事を感じて、遠ざかったのではないのだろうか。いつもより、距離をとってしまったのではないか。
いつからか、そんな事を考えるようになった。考えただけかな?気づいたんじゃないかな?
なんでだろう。私は何で助けなかったのだろう。助けられたんじゃないかな。あの時。
ずっと、考えても答えが出ない事。
泣いたって、悔やんだって…
戻れない。
彼は喜ばない。
もうスタンプ、怒ってないよね?
そんな事で、自分を責めんな!って言ってるよね?だけど、色々な事が頭から離れないんだよ。ごめんね。心配かけて。
ゆっくりだけど、本当にゆっくりで情け無いけど…毎日、頑張っているよ?笑っているよ?
ねぇ、見てる?