8月4日 日記
今日もどんより生きてる。
考えても答えなんて出ない事。考えても仕方ない事。それでも、考えて生きている。
何故、彼だったのか。
何故、彼は死ななくてはならなかったのか。
何故、人は生きているのか。
死ぬ事は不幸なのか。
若くして死んでしまった事は可哀想なのか。
殺されてしまったから、不幸なのか…?
生きている事が、幸せなのか。
彼の元へ逝こうとしているわけではない。
そんな勇気も、今は無い。そして、彼は、そんな事を望んでいるとは思わない。
でも、生きている事が、これほど辛いと思ったことも無かった。
もう人生なんてイヤ!などと投げやりに思った事は、数知れず。今にして思うと、なんて事ない。なんて事ないわけでもないこともあったが、やっぱり、自分次第で、考え方次第では、どうにでもなる事ばかりだった。つまり、なんて事ないことだ。
ややこしいね。
今はどうだろう。。。
。。。
なんてことないか!!!彼とは会えないけど…触れられないけど…絆は絶対に切れない。彼と私だけの絆… もう少し、頑張って生きていたら、いつかは、終わる。それまでだから、なんてことないのかも。
もうじきお盆になる。
彼が帰って来るのか?何だ?お盆って。
お仏壇も、位牌も、お骨も、これから考えるお墓も、なんだか変な感じ。まして、事故現場ってなんだよ。なんだそれ?って感じ。ずっと思ってる。お線香とか、お経とか、もともと仏教徒でも、どこかの信者でもないし、彼だって、そんな年でもないし、2人で話し合ったことも無かったし、違和感しかない。
死ぬ。ってなんだろ。彼も私も心構えも何も無い。お別れの言葉すら、かけることも出来ず、顔さえ見ることも出来なかった。
日常会話で終わったまま。続いて行くはずの会話に続きがない。
会えるはずの日に、もう居ない。
会いに行ったのに、もう会えない。
彼は私と出会って、人生に色が付いたと言ってくれた。
私は彼を喪って色が消えたよ。色まで持った行っちゃったのかな?
色の無い人生も、いいよね。いろんな人生があるものね。
日が経つごとに、この苦しみ、痛みは消えないんだーと実感する。それも良し!としよう。
人の心なんて見えないから、同じような気持ちの人ともすれ違っているのかも知れない。もしかしたら、挨拶くらい交わしていたり?「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」なんて言われているかも知れない。
みんな、そうやって生きているのかもしれない。私だけが弱虫で、彼に恥ずかしい思いさせたくない。
彼がこれ以上辛い思いをしないように。
彼に心配かけないように。
私も生きよう。いや、生きなくては。
彼は不幸ではない。 もちろん、私も不幸ではない。 最高の幸せを味わった人生だ。
どんよりが少し晴れたかな。