来世の来世も…ずっと…

彼が今も穏やかでいられますように…

どこを見てもクリスマス。

右も左もクリスマス。

嬉しいことに、上からも…

みんながみんなクリスマスを楽しんでいると思うなよ!

心の中でそう叫ぶ。

サンタさんを信じていた私はもう居ない。

オバさんになってもサンタを信じてた。

そんな人間だった。

彼と出会って

彼は私のサンタにもなった。

彼は何にでもなる。

父、兄、弟、子供

先生、教祖、神にまでなった。

彼は大忙しだったかな。

楽しかったよね?

世の中は理不尽で、不条理で…サンタどころではない。

そんな事を考えて日々を過ごしているのは

少数派なんだろうな。

それでも、生きているから…

生きてしまっているから…

愛する人が悲しまないように。

心配かけないように。

きっとその先に

願った世界があると信じて。

なんとか、なんとか、

小さな光を見つけようと

必死にもがき、苦しんで…

穏やかになれるように

ささやかな幸せを噛み締める事が出来るように

あとどれくらいで…

クリスマスソング

クリスマスプレゼント

クリスマスメニュー

お菓子のパッケージにもクリスマス

その度に目を背ける

耳を塞ぐ

刺さるんだよねー。

苦しくなるんだよねー。

去年も今年も、もちろん来年も

ずっと一緒に過ごせると思っていた。

何年先も、予定を空けておくはずだった

彼と私…一緒に…

何でこんなことになってしまったのだろう。

何でクリスマスが近いというのに彼と会えないのだろう