来世の来世も…ずっと…

彼が今も穏やかでいられますように…

民事裁判 終結

 

加害者は仕事中のトラックの運転手

 

会社の保険会社がお金を払う

 

加害者の腹は痛くも痒くも無い。

 

 

 

最愛の彼の命が奪われ

警察に呼ばれたご両親は

警察から

「会社のトラックです。良かったですね」

そう言われたそうだ。

 

 

どうやら、お金はキチンと下りる?貰える?そういう意味らしい。

 

 

 

誰しも思うだろう。

お金なんて、要らないのに…

 

 

 

警察の方も、せめても…という気持ちが込められていたらしいので、その言葉にご両親が嫌な思いをする事は無かったようだった。

 

 

私は刑事裁判の時に

裁判官、加害者へ手紙を書いた。

裁判官は目を通してくれるが

加害者が目にする事は無いそうだ。

それでも、書かずにはいられなかった。

 

 

何のマニアルも無く

もちろん経験も無く

 

あの時の私は、思い付いた事を、きっと精一杯やっていたと思う。

 

 

今に思えば

もっと出来る事があったと思うけど

無知な私はそれくらいしか出来なかった

 

 

 

交通事故の裁判の仕組みは、よくわからない、調べてみても結局よくわからなかった。

裁判員裁判ではなく、一般的な裁判だった。

それも一度で終了。次は判決。

加害者が控訴しなかったというのもあるが

よくわからない。

 

 

裁判には行かない。と決めていた彼のお母さんと、傍聴席に2人で座った。

 

加害者側の傍聴席に4人くらい?

加害者側の方が多かった。

 

 

加害者の弁護士のやる気の無さ

その弁護士からも呆れられる加害者

裁判官も明らかに加害者に呆れている様子

検事さんとこちらの弁護士さんも、私達の気持ちを理解してくれていると思えた。

 

それが嬉しかった。

 

決して判決は納得いくものでは無かった

 

 

多分、どんな事をしても

どんな判決が下っても

納得は出来ないだろうけど…

 

 

彼は戻って来ないのだから…

 

 

 

 

 

そして私の、裁判は終わった。

 

 

 

 

加害者の保険会社から

挨拶に伺いたいと

連絡が来たそうだ。

 

 

何で??

 

 

聞くと

「民事裁判が、終わったからみたい。

今更、今更何言ってんだ!だよ。

息子を返せないなら、来たって仕方ないよ」

と、お母さん。

 

 

民事裁判が終わったんだ。

 

 

少し前に

民事裁判がコロナの影響で延期になったと聞いたけど、その後は話に出なかった。

私も民事裁判の事は聞かずにいる。

 

変な言い方だけど

民事はご両親にお任せしていた。

私は家族や身内では無い

部外者だから。

なんかね…

 

 

コロナの影響で延期と聞いた時

民事裁判の場合、道路上の事はどれだけこちらに非が無くても、100対0になる事は無いらしいと、お母さんから聞いて

 

 

何一つ悪くない彼に過失があるなんて絶対許さない!と言った。

 

 

それでもこの国の法律は、道路上にいた分の過失みたいなものがあると。

 

何じゃそりゃ??

なんだけど、どうにもならないって。

 

「加害者以外に誰かを悪くするなら

国でしょ!!歩行者や自転車が安心して渡れるような整備がされていないじゃん!毎日毎日交通事故が起きたって、何にも変えないじゃん!!!かーくんを悪くする前に国だよ!!!」

 

と、吠えたけど・・・

 

 

吠えたところで…

 

 

保険会社が挨拶に

???

って感じ

 

彼とは何の関係ないし

仕事で来ました!

って、彼にもわかるし

 

ご両親は私の意見を聞くまでも無く断った。

 

 

何処にも正解も不正解も無いのかも知れないけど

 

 

私は、これでいい。

 

 

 

 

 

 

全部終わったんだ…