来世の来世も…ずっと…

彼が今も穏やかでいられますように…

3年前 今日の私

 

3年前

朝 目覚めて一番にスマホ確認

 

え??

 

 私の胸の中で イヤな予感がうまれた

 

 

 

 

その日は朝から彼の家へ行く予定だった

次の日も2人は お休み

なかなか休みが合うことは無く

連休で休みが合うのは

ほぼ初めて

 

彼のリクエストで

バーキンを買って彼の家へ行く予定。

 

 

前の日は

今 思うと 私のおかしな行動

 

彼に会える時間があったのに

会いに行かず

電話だって出来たのに

電話もせず

早く寝てしまった

そんな事一度も無かったのに・・・

 

明日会ったら…ずっと考えていたのに・・・

 

 

 

 

朝 目覚めてスマホを見ても

彼からの「オヤスミ ライン」が無い

そんな事 今まで無かった

 

 

自分の支度をしながら 連絡するけど

ラインは既読にならず

電話も出ない

 

イヤな予感はどんどん膨らむ

 

「そんな予感 あてにならねぇよ!」

彼は心配性の私にいつも言ってくれていた

 

あの時も 彼の言葉を信じて自分に言い聞かせ

開店しているはずもない時間に

私はバーガーキングへ向かった。

バーキンバーガーキング

 

もちろん やっていない

その間もずっと彼に連絡をするけど

繋がらない・・・

どんどん おかしくなっていく

 

彼の家へ向かう

 

手が 足が 震える

大丈夫 大丈夫

自分に言い聞かせる

 

でも ムリ

どうにかなりそう

 

 

 

マンションの管理人さんに

声をかけて中に入る

 

管理人さんが

「何だか その家の人 事故があったとか…警察が来てて…」

 

 

声が出ない

 

 

そんな事ない!!!!!

絶対違う!!!!!

そう思いながら

彼の家の前へ

 

そして

彼の家の

チャイムを鳴らす

 

 

 

チャイム越しに

「今日約束してたんです!!!」

 

彼のお父さんが

ドアを開けてくれた

彼のお父さんに会うのは

この時が初めてだった。

 

何で???

何で彼じゃないの??

何で??

イヤだ

イヤだ

イヤだ

 

お父さんが か細い声で

「事故で亡くなった」

 

 

 

 

何が何だかわからない言葉に

悲鳴をあげながら崩れた

 

 

彼のお父さんは

「まだみんな知らないから」

そんなような事を言いながら

私を家の中に引き込んだ

 

 

 

自分からか お父さんが入れたか

わからないけど

彼の部屋へ

 

彼のベッドで

泣き叫んでいた

 

 

地獄が始まった

始まってしまった

 

 

 

 

 

あの日から 3年

 

 

 

 振り返れたよ  私

 

それだけ 時間は流れたんだ

 

 

 

 

 

毎日の様に 流れる交通事故・事件ニュース

 

きっと 誰かが 同じような地獄いる

 

 

 

 

私も知ってる

愛する人の 命を奪われてしまった地獄

 

 

 

 

でも 時は流れる

 

 

 

悲しみも

辛さも 寂しさも

決して 変わることは無いけど

 

私の中の 彼の居場所が

新しく出来てきたような感覚

 

 

 

 

そんな事を想いながら

今日を過ごしたよ