来世の来世も…ずっと…

彼が今も穏やかでいられますように…

意見陳述

お父さんはいつも、お母さんに怒られる。

彼もお父さんには、よく呆れていた。笑

でも、裁判ではしっかりしてたよ。

さすがお父さん!

私には、言わない胸の内を知った気がする。計り知れない悲しみ…と悔しさ…と、憎しみ…が伝わってきた。文章だけではない、声から、身体から、全てから、抑えきれず溢れるほどに、そこに、存在していた。

最後、一瞬、言葉を詰まらせた。そして、絞り出すように「明日は息子の誕生日です」と。





返してよ。





お父さんが、後で教えてくれた。

最後に言葉を詰まらせた時、彼の声がしたと。「オヤジ、しっかりせぇ!!」って

彼はずっとそばにいたのかも知れない。

お父さん、頑張っていたね!